何枚ものパネルを1台の家具に組み立てるには、それぞれのパネルにいろいろな『加工』を施さなくてはいけません。で、パネルに加工を施すには、大きく分けて2つの目的があります。ちょっとサブ画面1の絵を見てください。
1つ目は図中-Aのパネル同士を連結する際にその強度と精度を保つための加工。
この加工をすることによりパネル同士の接合の位置が決まり、又単純に接合部分の面積が増える訳ですから、結果的に強度が出せるのです。こうした接合のための加工にはそれこそ色々なやり方があるんですけど(例えば長くミゾを突いたり、穴を開けたり・・)、どれも基本的にはオスとメス、つまり凸と凹がありまして、そのハマリ具合がきつくて入らないのは言語道断、簡単にスポスポ抜けてしまう様でもこれまた失格なのです。カンジとしては組立てる時にトンカチで3、4回たたいてバシッ!と、決まるっていうのが良い様です。ま、その辺が長年の経験がモノを言うところでしょうかね。余談ですけどそう言う風に『組立て』がバシッ!と決まった時の職人が一番“良い顔”をしています。マジで。
ただですねぇ・・こういう加工を全ての接合部分に施す訳ではありません。このサイト内では良く口にする言葉ですが、『プロは必要ない部分には手をかけない』モノなのです。ですからAで言えば凸凹の加工がなくとも、単純に突き付け(業界用語で『イモ』と言います)で上からビスで止めた程度でも大丈夫ならば、ハッキリ言ってわざわざそんな面倒くさい加工なんかしませんね。必要ないんですから。なんと言うか・・・その辺の“見極め方”の違いが、客観的なその会社の技術レベルの差と言えるかも知れませんね。
2つ目は図中-Bの他のパネルとは係らない部分の加工。
こちらはですね、基本的には切るだけです。『他のパネルとは係らない部分』ですから、例えば上の図の様に目に見える部分・イワユル仕上げが必要な時もあれば、家具の内部や下端など組立てた後に全く見えなくなる部分もある訳ですけど、きちんと真直ぐに切れていればOK!ってのがほとんど。まぁ、細かいことを言えば、前者の場合大きなムクの面材とかをつける場合にはサブ画面2の様な加工をする事もありますけども。
なんか・・・曲線のところ・・イビツですね・・。 どぉ〜もねぇ、ヘタッピなんですよ・・絵は。(って言うか、「お絵かきソフト」でやってるからイカンのだろうけど・・) これは喫茶店とかバーとのカウンターによくある断面ですね。パネル(この場合“甲板”と呼びますが)と面材の両方にミゾを突いてその部分に小さなパーツが挿入されています。これは“雇いサネ”と言うやり方で、論理的には最初の断面図の接合部分と一緒です。要は接合の面積を増やす事と位置をきちんと出す事が目的な訳ですから。
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